おもちとコーヒー

台北に住み始めた2019。

世間話をする

本日、中間テストが終了した。

普段から授業が終われば図書館に入り浸るのだが、この週になるともっと酷い。

授業、図書館、近くで夕飯、図書館に戻る。

みたいな生活。

ここ数ヶ月特にレジャー的な活動もせず、いわばガリ勉小僧状態。

浪人時代みたくずっと家に籠るって訳でもないし、あの時のプレッシャーと比べれば心は穏やか。

 

「テストが終わったらみんなでタピって、のんびりしよう!」

みたいな感じで、放課後はクラスメイトと過ごす。

ロシアの彼と

「タピオカよりコーヒーかビールの方がいいな、うしし」

と話しながら、女性陣がドリンクスタンドに行くのを横目に、コンビニでビールを購入。

最近では日本のコンビニもイートインスペースが充実してきているが、こちらではそれ以上に発達しているイメージ。

その場所でゆっくりしようということだったので、買ったビール片手にタピオカ組を待機。

みんな集まってくる。

ポーランドの彼がこちら2人がビールを持っているのを見て

「あ!その手があったか!」

と少々悔しそう。

その後やはり悔やんでいたのか、タピオカを飲み干した後、すぐさまビールを買って戻ってきた(笑)

 

全員と話をしていると、みんな色んなところに遊びに行っている。

『どこそこ!?』

って場所まで遊びに行っている。

個人的にはこちらでの生活が後半に差し掛かった時くらいから、ポツポツと足を伸ばして行きたいなと思っている。

色んな話を聞いている限り、良さげなのは東の海岸沿い。

地震や自然災害が多いイメージなのだが、それ以上にそこの景観や環境は魅了させるものが多そう。

 

そういえば以前、友人と

『ロシアのウラジオストクに行く?』

みたいな話をしたことがあった。

その事を思い出して、ロシアの彼に尋ねると

「冬は行っちゃダメ。マイナス20度近くまでいくよ!夏ならいいね!景色も綺麗だし!」

それ以上以下の話はなかった。

 

そんな四方山話をしていると、ポーランドの彼が約束があるらしく先に帰ると言う。

いい時間だったので、そこでこの会は解散。

 

明日は課外授業。

お茶を摘みに行きます。

 

ヤクルトジェントルマン

はじまりはいつも弊害?

7PAYの不正利用問題が世間を騒がせている。

昨年頭には数が知れていたキャッシュレスサービスが、paypayの還元サービスを起点に今や数え切れないほどになっている。

 

こちら台湾も状況はかなり似ている。

全国に展開しているだろう近所のスーパーが先月から独自のスマホ決済を始めた。

スタート当初は、店員全員がそのサービスを宣伝する赤い制服を来て、買い物をするお客にチラシを配りまくる徹底ぶり。

何千何億の経費がかかっているだろうから、本社から大号令が出ているのは簡単に想像がつく。

「秒で払えるから、便利で快適!」

見たいなキャッチフレーズ。

もちろん付加価値の還元サービスなども整えるなど抜かりはない。

しかし悲しいかなスーパーのメイン顧客層は「おばちゃん」

そして台湾は日本以上に高齢化社会に突入している。

 

このスマホ決済がスタートしてからレジで揉めている場面を見る機会が圧倒的に増えた。

若いアルバイトはイライラし出すし、おばちゃんだってイライラしだす。

すったもんだでかなりの時間がかかり、「便利で快適」とは誰が言ったのだろう。

 

来年の今頃の東京を想像する。

どこまでスマホ決済を普及させるつもりなんだろう。

海外の人にも同様にスマホ決済を推奨するのか。

QRコード決済に限って見れば、中国以外の国ではそもそも普及しているのか?)

浅草のおじちゃんおばちゃん達はその受け入れ態勢できているのかな?

オリンピック記念Suicaでも作って、

「2020年は来日外国人に無料配布!」

などと謳って、既に整っているSuicaのインフラを最大限に活用できる方向性の方が、背伸びするよりずっといいんじゃないか。

 

などなど騒がしいレジ前で5分ほど待たされている時に、色々と思いふけってしまった。

レジ待ちの5分は、どの5分よりも長い。

 

 

「ポカリ、飲まなきゃ」

 

 

台湾よりお伝えしております

大学はテスト期間が終わり、夏休みに突入。

キャンパスも図書館も以前と比べて閑散としている。

山の上にある宿舎からはキャリーバッグを転がしながら下山し、故郷へ帰るのであろう学生が多く見られる。 

そんな中、語学学校に夏休みはなく通常運転。

正門近くから出る校内バスに乗って山の上にある教室まで向かうのだが、夏休みということもあり先週からバスの本数が大幅に減った。

限られたバスに乗ろうと、バス停前は人がいっぱいでどうも乗れそうにない。

仕方なく15分弱の道を歩く。

最近は夕方に降る突発的な雨を除いては、晴れた天気が続いていて、気温は30度後半がデフォルト。

太陽が一番高い位置にある時間帯に山の上の教室へ向かうのは、ある種のトレーニング。

教室に着く頃には全身汗だく。Tシャツにはパイスラッシュの痕。

 

新しい学期が始まって1ヶ月経つが、クラスのレベルは以前の学期と比べると当然ながら高くなる。

コンスタントにあるプレゼンや小テスト。

このペースが早く、1週間があっという間に過ぎる。

また、先生は本当にベテランで出来た人だ。

クラスメイトのロシアの彼はどう見てもテスト中に隣の人の回答を覗いている。笑

それに気づいていた先生は、授業の小休憩に教室を出て行く彼を追いかけ、冗談交じりに注意する。

たまたま自分はその場面に出くわした。

そして前の学期から引き続いているポーランドの彼は、先生がよく話を聞いてくれるからか、自分の知っている物語などをよく喋る様になった。

彼の前職は弁護士だ。いろんな事案を知っている。

授業の半分以上の時間を彼が喋っているというパターンもあり、たまに自分も含めて女性陣の顔色を見ると少しうんざりしている様に見られることもあった。

それが最近になって、以前よりはそういった時間が減った様に思える。

推測だが、これも先生がうまく彼にアドバイスしたに違いない。

絶対に傷つかない話法で。

 

こういった環境の中、最近は授業を受けて宿題をやって、自身でまとめられていない箇所を復習するなどして時間は過ぎていっている。

若干単調なリズムになりつつある。

しかし、こういった一つの物事に集中できる時間ってのはいうのは本当に有難い。

以前の様に平日は仕事して週末だけちょっと教室に行くっていうのは、あまりにも中途半端で、ウエイトが乗っかって来ない。

できる人はうまく両立して、マスターしちゃうんだろうけど自分には無理な話だった。

 

今後どうなるかは「誰知道」なのだが、まずはこの機会を存分に使い切るということで、2019の折り返しと致します。

 

 

パッケージがグシャっても関係はない

アリさんマークの

先週は月曜から金曜まで、物の見事に雨降り。

金曜の夜にやっと雨が上がり、土曜日になり晴れ間が出てきた。

晴れ間と一緒に出てきたのが小さい小さい蟻んこ。

 

以前より机に何匹か蟻を見つけては、ブチブチと潰していた。

しかし久しぶりの晴れ間が出てきた途端、対処できない程の数に。

数が少ない当時は、まだ生活圏に侵犯してなかったので無視していたのだけど、数が殖えると行動範囲が拡がってくる。

これは流石にヤバイと思い、色々ネットで調べた挙句、スーパーに行き蟻対策の防虫商品を購入。

ゴキ○リ対策と同じで、餌でおびき寄せ、その餌をご丁寧に持ち帰ってもらい、巣ごと駆逐するシロモノ。

すぐさま彼らの散歩道であろう場所二箇所に設置。

置いた翌日から姿を見せなくなったので効果的中かと喜んでいたが、昨日。

朝起きると、その虫除けの商品に向かって綺麗に隊列を組んだ蟻の集団。

全員が全員こぞってその罠の中に入っていく。

さては前日は様子を伺っていたな!

好奇心旺盛の小学生なら写真を撮りたがるだろう見事な隊列を横目に、ほくそ笑む。

 

ごめんよ。家の中で余計なストレスかかるのだけは御免だから、この手しかなかったのだよ。

 

基本的に虫を受け付けない私なので、虫が発生するであろうコトはなるべく避けてます。

こっちではお弁当とかをテイクアウトして家で食べるのが主流なのだが、そんなんでハエとか余計な虫が発生するのはもってのほか。

基本、外で済ますようにしています。

おやおや今度は羽蟻さんがこんにちはだ。

はあ。。。

 

 

暑さの種類が完全に今週より変わっております。夏至

舞台を踏む

omochitocoffee2018.hatenablog.com

「6月に発表会あるから、予定空けておいてね!」

「え!俺も出るの?」

「もちろん!」

 

聞くと、毎年一回6月に定例の発表会を催しているらしい。

さらに今年は特別で、クラブ創設10周年のアニバーサリーイヤー。

加えて他の大学のタップのクラブも一緒に公演に参加するということで、残り1ヶ月過ぎた辺りから班長の顔が明らかに変わってきた。

進級クラスの人たちも、初級クラスの練習を自身の自主練ついでに覗きに来るようになった。

何も言わないけど、先輩が後輩を

『ほんとにコイツら大丈夫か?』

っていう、この雰囲気がどこか懐かしい。

それなりに動きをこなせている自分は、厄介なことを起こさないよう心がけ、YESマンと徹していた。

 

衣装も買わなくては行けない。

薄い黄色のシャツを買わなくては行けなくて、日本でいうメルカリみたいなサイトで購入。もちろんコンビニ受け取り。

着てみると、自分の身体にはタイト過ぎる。

スパンコールとか付いちゃってるし、完全に女性もののTシャツを買ってしまった。

本番の1週間前に本番着を着て踊る機会があったのだが、

その際完全にクスクスと笑われたり、「カラダほっそいな!」とか言われたり。

大きな笑いにならないのが、一番恥ずかしいですよね。

 

本番前日にはもちろんリハーサル。

タップのための木板の搬入から、音響照明、当日の段取りの確認とお偉方は特に忙しそう。

一方こっちは、久々の舞台を作ったりリハーサルする雰囲気を楽しみながら、

『結局、いつもこんな事やってる人生だな』

と笑ってしまう。

 

そして本番当日。

『あー特に出番までやることないなー』

と一番後ろの座席で誰もいないステージをぼーっと眺めていたら

「え!?なんでこんなところに座ってるんの!?早く裏に行ってメイクしてもらって!!」

「!?!?自分もメイクするの!?!?」

「当たり前でしょ!サッサと!!!」

班長に急かされる。

まさかの化粧だ。

舞台裏の楽屋には、以前所属していた女性の先輩がスタンバっていて、今日の出演者全員のメイクを担当していた。

普段、こちらの女性(学生)は化粧をしない。暑いし、すぐ落ちるから。

しかし、この日は化粧をする。しかもメイクさんにバッチリと化粧をしてもらえる。

化粧をし終わった女の子は、テンション爆上がりで自撮り自撮り自撮り。

こんな貴重で初々しい光景を見せていただき、三十路手前の男性には本当に勿体なき時間でございました。

「下地はできてる?」(なぜか聞き取れた)

「できてます」

眉毛を整えてもらい、アイラインもしっかり引いてもらう。最後は赤いリップにして完成。舞台映えするメイクだ。

たまらず自分も自撮りでパシャり。

 

本番はというと、そこまで緊張せずにミスなく踊り終えることができた。

いつもは得意げに踊る人が、いざ本番前は緊張している表情を見せたりと、そんな十人十色の表情が興味深かった。

その他諸々、貴重な体験を本当にありがとうございました!

 

7、8月と夏休みが明けると一学期が始まり、クラブの活動も再びスタート。

特に大きな心境の変化がなければ、またタップするつもりです。

 

 

本番終えたら、飲むよねぇ〜

こっそり始めたこと

通っている語学学校は大学に付属しているもので、生徒はその大学にあるクラブ活動にも自由に参加できる。

(日本でいうサークルと大体同じなのだが、なんとなくニュアンスが違う気がしている)

スポーツから文化系からボランティア、勉学と数にして100くらいのクラブが存在している。

現地の人と仲良くなる目的もあったが、語学以外の娯楽があると精神的にも助かると思い、何かしらのクラブには入ろうと当初から決心していた。

じゃあ何処に所属するか。

スポーツ系に入っても体力自信無い。

文化系は大学の時に放送研究会で十分お世話になった。

最終的に迷ったのは音楽とダンスの2つ分野。

音楽に関して言えば、何かしらの楽器をマスターしたいという気持ちがあって、

『ギター?ピアノ?どっちもありだな』

ダンスに関して言えば、ミュージカルの映画を見れば『俺も出してくれ』と必ず思うし、大体のダンスはそれなりに時間をかければマスターできる自信もあり、いい運動にもなる。

『ヒップホップは柄じゃないし、社交ダンスはちょっと金がかかりそう』

そこでちょうど見つけたのがタップダンス。

『自分がタップ出来たらこんなに面白いことがあるだろうか、いや、ない。』

ララランド?水谷豊初監督作品?いやいや、ほぼ直感で決めました。

 

そんなこんなで3月頭から始めたタップダンス。

活動人数は20人ほど。

その中から初級クラスと進級クラスで人数が分かれるので、自分が参加する初級クラスは大体12、3名ほど。

週に一回活動があり、その際にはタップを教えてくれる外部講師が必ず来てくれる。

調べると彼はそれなりにキャリアがあり、自身のスタジオも持っていて、おそらくかなりの実力者。

『大体同い年くらいかな』

と思っていたら自分より一回りほど年上の人だった。

やはり、下半身を鍛えている人は若い。

みなさんアンチエイジングはやっぱり足から鍛えることですよ。

 

基本的なステップは簡単で、難なくこなせる。

しかし、ご存知の通りタップの見せ所は連続したステップ。

連続するとこれが思い通りにいかなくて、足が付いていかなくなる。息も上がる。

周りを見ると、みんな息が上がってない!平気な顔してる!

ふと考える。

『みんなハタチそこらの、体力折れ線グラフがあれば頂点を指し示す年代だ!!』

これは流石にヤバいと思い、体力づくりで毎週走ることを決意。

全体のパフォーマンスの精度を上げれなくて、平均年齢だけ上げるのは非常に忍びない。

 

始めてから2ヶ月後、やっと早いステップに追いついた瞬間の達成感は帰り道の自分の顔をニヤニヤさせた。

そんな時周りと見ると、3月から加入したメンバーは自分以外誰も来なくなっていた。

フランスの子もそうで、

「あのステップは難しすぎるわ」

ある程度の運動神経というか、運動していた下地がないとやはり厳しいっぽい。

 

『あー俺1人しか残らなかったな』

とか考えていると、

「6月に発表会あるから、予定空けておいてね!」

「え!俺も出るの?」

「もちろん!」

話はいつも急に進んでいく。。

 

 

台湾は6月が卒業式シーズン。9月から新学期。

ラーメンが食べれない

嫌いなわけじゃないんです。

むしろ好きです。家系ラーメンの白飯と一緒に食べるやつとかすごい好き。

でも、ラーメン食べると高い確率でお腹崩すんですよね。

 

先週の金曜日、前の学期のクラスメイトであるイタリアの子とラーメンを食べにいくことに。

以前たまたま授業でラーメンの話になり、

「今度一緒に食べに行こう!」

ということに。

断りゃいいものの、説明も難しく承諾してしまったのだ。

なんでもそのラーメン屋は彼女たちにとって特別らしく、渡台当日の夕ご飯がその店のラーメンだったそうだ。

また特別なことがあると、そこのラーメンを食べる習慣があるらしい。

なかなか紀念のある場所に誘われてしまった。

 

彼女の理想はおそらく前のクラスメイトと一緒に食べにいく流れだったのだが、皆さん予定があり忙しいようで参加者は自分1人の模様。

だけど俺は知っている。

みんなあまり前のクラスを気に入ってなかったのを俺は知っている。

今回のクラスには、 『ああこの人、機嫌悪いのかな?』『そんな非常識なことする!?』 みたいな、風向きを気にさせる人がいない。 これは超気持ちいい、メッチャ気持ちいい。やっぱ金がいいですぅ〜 そんなことを授業中に考えていたら、前から同じのフィリピンの子が 「前の学期なんか緊張感があってね、実はあんましだったんだよね」

新学期スタート! - おもちとコーヒー

ラーメン食えば腹下すし、誰も行かないし、 内心行きたいゲージは赤ランプ点灯中だった。

しかし、自分とそのイタリアの子の話の中で出来上がったことなので、これを断るってのは非常に忍びない。

もちろん参加だ。

 

当日、約1週間振りに彼女たちに再開。

またタイワニーズアメリカンも急遽来ることになったらしく最終的に4人でラーメンをすすることに。

彼女たちが頼んだラーメンがまたすごかった。

BBQ風味のチャーシュー麺に、味付け卵とチャーシューと海苔を数枚追加するという超豪快な一品。

食べるときはその豪快さは一転する。

パスタを音を立てて食べるのはエチケットがない文化で育っているため、静かにゆっくり麺をすすっていく。

この静かさに困惑したので、こっちはたまに音を立ててすすってみたり、やっぱり音を立てずにすすってみたりと終始落ち着かず。

極めつけは、そんなボリューミーなラーメンを汁一滴も残さず彼女たちが完食したのだ。

「なんでスープ残すの?信じられない!私はラーメンで一番スープが好きよ!」

二十歳の胃袋は宇宙だ。

そんなこんなでまたいつの日か再開するのを約束して、一足先に帰路に着いたのであった。

 

キャパオーバーだった自分の胃袋。

早速その日の夜も更けた頃に、トイレと友達になるのであった。

悔しいです。

 

「とんちん」の味噌ラーメンにやられました。