洗礼を受ける。そうココは日本じゃないのだ。
今朝、「昨日の2軒目であった12,000元の部屋に決めようと思う」とホステルのおばちゃんに言うと、まさかの大反対!
「あなたの通う場所でその価格は高すぎる!!」
その後、約30分別のスタッフも交えて緊急会議。
「それは高い駄目だ。」
「台湾の水道代は安いから、そこまで大げさに考えなくて良い!」
「大学の近くに住むと、静かな場所だから誰とも喋らなくなるぞ!」
「もっと駅の近くに住まないと中心地に出られない!不便!そこに住むとバスと電車で1時間はかかるぞ!!」
「いろんな街を歩いた方がいい!どうやって中国語勉強するの??」
「なんなら近くにある姪が持ってる住まいを紹介しようか?」
もう矢継ぎ早に言われ放題。こっちが言われた意味を確認しようと復唱するも、させてくれない。
「俺の知り合いが不動産関係だから聞いてみる!明日この宿を出るんだろ?ならLINEを教えろ!」
もう優しいのかなんなのかもわからなくなってくるこの状態。
とにかく落ち着くために、小雨降る台北の街に繰り出し昼飯を食べる。
歩いているとだんだん頭が冷えてきたのか、冷静に思慮を巡らす。
昨晩から、確かに家がないことに焦りを感じていた。特に昼間実際に見た部屋が夜には無くなっていることはショッキングだった。
なんとか日本的目線から探し、それに近い部屋を探していた。理想が高い?
それもあって、家賃が高くても綺麗ならそれで良いか的妥協案をどこかで探っていたのだが、スタッフに言われ放題言われて、それが違うのではないかと感じてきている。
ここはよく知る日本じゃないし、日本の常識じゃない。
焦らなくても、どうせ来週の木曜まで泊まるホステルも予約しちゃったから、ゆっくりで良いじゃない。それでも無ければ一ヶ月単位で泊まれる留学生宿舎もあるし、その期間にまた探せば良い。
などなど、ブツブツ喋りながらホステルに戻る。
誰もいないロビーのソファで再度ゆっくり部屋を探し始めると、スタッフの人もなんと探してくれていた!
「これはこうこうこうでこう意味だよ」
●仲介勿擾:仲介業者は邪魔しないで。大家が自身で直接やりとりするわよ。
●「頂樓加蓋」/6F:これは屋上に不法で部屋を作っているパターンが多いらしい。火事とかあったら大変だよって。
いろいろ教えてくれる。
一つ気になった物件に電話をかけると、明日の昼過ぎに内見いいよ!とのことなので、宿をチェックアウト、近くの新たな宿にチェックイン後に見に行ってこよう。
昨晩よりは大丈夫だ。今は落ち着いている。勉強になるぜこの野郎!