おもちとコーヒー

台北に住み始めた2019。

こっそり始めたこと

通っている語学学校は大学に付属しているもので、生徒はその大学にあるクラブ活動にも自由に参加できる。

(日本でいうサークルと大体同じなのだが、なんとなくニュアンスが違う気がしている)

スポーツから文化系からボランティア、勉学と数にして100くらいのクラブが存在している。

現地の人と仲良くなる目的もあったが、語学以外の娯楽があると精神的にも助かると思い、何かしらのクラブには入ろうと当初から決心していた。

じゃあ何処に所属するか。

スポーツ系に入っても体力自信無い。

文化系は大学の時に放送研究会で十分お世話になった。

最終的に迷ったのは音楽とダンスの2つ分野。

音楽に関して言えば、何かしらの楽器をマスターしたいという気持ちがあって、

『ギター?ピアノ?どっちもありだな』

ダンスに関して言えば、ミュージカルの映画を見れば『俺も出してくれ』と必ず思うし、大体のダンスはそれなりに時間をかければマスターできる自信もあり、いい運動にもなる。

『ヒップホップは柄じゃないし、社交ダンスはちょっと金がかかりそう』

そこでちょうど見つけたのがタップダンス。

『自分がタップ出来たらこんなに面白いことがあるだろうか、いや、ない。』

ララランド?水谷豊初監督作品?いやいや、ほぼ直感で決めました。

 

そんなこんなで3月頭から始めたタップダンス。

活動人数は20人ほど。

その中から初級クラスと進級クラスで人数が分かれるので、自分が参加する初級クラスは大体12、3名ほど。

週に一回活動があり、その際にはタップを教えてくれる外部講師が必ず来てくれる。

調べると彼はそれなりにキャリアがあり、自身のスタジオも持っていて、おそらくかなりの実力者。

『大体同い年くらいかな』

と思っていたら自分より一回りほど年上の人だった。

やはり、下半身を鍛えている人は若い。

みなさんアンチエイジングはやっぱり足から鍛えることですよ。

 

基本的なステップは簡単で、難なくこなせる。

しかし、ご存知の通りタップの見せ所は連続したステップ。

連続するとこれが思い通りにいかなくて、足が付いていかなくなる。息も上がる。

周りを見ると、みんな息が上がってない!平気な顔してる!

ふと考える。

『みんなハタチそこらの、体力折れ線グラフがあれば頂点を指し示す年代だ!!』

これは流石にヤバいと思い、体力づくりで毎週走ることを決意。

全体のパフォーマンスの精度を上げれなくて、平均年齢だけ上げるのは非常に忍びない。

 

始めてから2ヶ月後、やっと早いステップに追いついた瞬間の達成感は帰り道の自分の顔をニヤニヤさせた。

そんな時周りと見ると、3月から加入したメンバーは自分以外誰も来なくなっていた。

フランスの子もそうで、

「あのステップは難しすぎるわ」

ある程度の運動神経というか、運動していた下地がないとやはり厳しいっぽい。

 

『あー俺1人しか残らなかったな』

とか考えていると、

「6月に発表会あるから、予定空けておいてね!」

「え!俺も出るの?」

「もちろん!」

話はいつも急に進んでいく。。

 

 

台湾は6月が卒業式シーズン。9月から新学期。