お茶を摘みに行くが
昨日は土曜日であったが、特別課外授業。
大学の裏手は山になっていて、そこで摘めるお茶はそれなりに有名な場所。
太陽が一番大きい時に学校で集合し、チャーターされたバスで移動。
毎度お馴染みにポーランドの彼は、旅先で買ったらしい天笠を携えての登場だった。
数日前から『帽子は被って行った方がいいのか?』と先生にしつこく聞いていたのはこの為だったのかと合点がいく。
そろそろ出発と言う時間に、まだロシアの彼が来ていないことにザワつく車内。
そういえば前日、コンビニで酒盛りをした後
「これから都心部へ行ってパーティーに参加するよ。どのパーティーに参加するかはまだ決めてないけどね、バイ!」
と言っていた事を思いだす。
そうこうしているうちに、タバコを吹かしながらユラりと登場する彼。
本当にいいキャラで、大好きだぞ。
お世話になる施設に到着すると、早速冷えたお茶で出迎えを受ける。
冷やして飲む用のお茶らしく、当日の暑さもあったので、めちゃめちゃ美味しかった。
聞くところによると、それなりに値段がするらしい。
全員で集合写真を撮った後、お茶の種類の説明と焙煎される過程の話をクーラーの無い場所で立ちっぱなしで聞くので、その時点で全員疲労困憊の顔をしている。
その後は実際に茶畑へ出て、簡単な茶摘み体験。
暑いのなんのだが、緑が美しい場所であった。
最後は茶壺にお茶を封する体験だったのだが、その際に自分の願いを記した紙も一緒に同封すると言うもの。
その願いが叶った時に茶壺を開封して、そのお茶を楽しむと言った習わしがあるらしい。
すでに用意された茶壺と茶葉。
そして用意された紙に筆で想い想いの願いをしたためていく。
今回用意された茶葉の飲み頃は、その日から2年後から5年後の間が飲み頃らしい。
このような感じに出来上がった。
こっちに来て課外活動に参加するのは初めて。
やはり教室で座学を受けるより、37度近くある猛暑日だったが、開放的な場所での活動だったので、全員今まで見たことの無いような表情を見せてたのがとても印象的であった。
しかし!
茶の説明するおじちゃんの言葉を英語に通訳するという大役を一番難易度の高いクラスに在籍する英国人女性が、急遽ではあったが、見事にこなしていて、
自分もポーランドの彼も、どこか悔しい気持ちも体験できた1日であったのは、おそろく間違いでは無いであろう。