おもちとコーヒー

台北に住み始めた2019。

相席よろしいですか?

本日昼下がり。

学校近くの安い食堂で昼飯を食べていた。

今日は普段より賑わいを見せていて、席がそれなりに埋まっている。

1人注文したご飯を食べていると、とあるご夫婦が席を探していた。

「ここ人いますか?」

的な感じで聞かれたので、いない旨を伝えると安心した様子で着席。

 

「あなたが食べているの何ですか?」

「私もそれにしよう」

お母さんが自分の食べているものを見て質問。

メニュー用紙に注文を書き終えると、お父さんがオーダーしに行かれた。

「あなたはこの大学の学生さん?」

「いやー実は学生っちゃ学生なんですが、この大学の語学学校に通ってます。」

「え!?じゃあ、あなたどこから来たの?」

「日本です!」

「あら!」

このタイミングでオーダーを終えたお父さんが席に戻ってくる。

 

「あなた!彼、日本から来たんですって!」

「え!日本のどこから?」

「東京です」

そこから続いた怒涛のような質問。

「どれくらい勉強している?」「比べて台湾の物価はどうだ?」「台湾の彼女できた?」「クラスは何人?」「なんでここの大学を選んだの?」「私の娘はここの大学二年生で中国語学科なんだ」「え?夏休みないの?」「ここ卒業したらどうするの?」

こんな感じで矢継ぎ早に。

こっちは何とか聞き取ろうと必死なので、ご飯を食べれない。

それに気づいたお父さんが

「あ、ごめんね!ご飯食べて!」

それでもやはり、目の前にいる日本人に好奇心が湧くらしく質問は止まらない。

彼らの頼んだご飯が到着すると、お母さんが

「これ食べて!」

と湯がいた野菜を自分のお皿に盛ってくれた。

「いやいや、大丈夫です!すみません」

「いいのいいの。これで足りる?足りない?」

 

自分は先にご飯を食べ終えたが、お父さんの話は止まらない。

「コンビニでバイトすると給料はめっちゃ少ないけど、中国語の勉強にはなるかもなー」

などなど。

 

「それでは、お先しますね。料理もありがとうございます!」

「いいのよ!会えて嬉しかったわ!」

 

そんならしいエピソードが今さっき生まれたので、記憶が新鮮なうちにタイピング。

 

 

ここ1週間の晴れ模様がすごい。