痒いが状況を動かす
そもそも、異国の地ながら病院(診療所)に行こうと決心できたのは訳があって。
それは学費を納めると同時に大学の保険に加入しているから。
オリエンテーションではもちろんその説明がある。
合計1,000元以内の診察料と薬代ならば、全額保証してくれるという素晴らしい制度。
台湾では1年以上滞在していて、然るべき申請をしていれば外国人も国民保険に入ることが出来る。
肝心な金額はというと、どこまでの診療がその範囲かは不明だが、基本的に150元。
日本円にして530円くらい。
これでも今年から50元値上げしたらしい。去年までは100元。安いなあ。
そんな話を聞いていたら、クラスメイトのイタリア人とイギリス人が
「え?お金払うの?無料じゃないの?」
なんと。北欧の福祉の充実は有名だが、イタリアもイギリスも無料だという。
日本の3割負担の話をすると
「高い!」
と言う訳で、蕁麻疹の診断料を取りかえそうと、再度オリエンテーションで配られた冊子を見返す。
ムムム。どうも台湾の銀行口座が必要らしい。そこに振り込まれるシステム。
ビザの更新やこっちのネット決済を活用するには、やはり銀行口座が必要で、
『いずれは作りに行かないとなあ』
とぼんやり考えていたが、こんな形で口座開設の必要性が差し迫ってくるとは。
改めて、台湾での口座開設の方法をググる。
必要資料は揃っている。身分証番号みたいのも実は既に手に入れてある。
『何!?日本のマイナンバーが今年から必要になっている!!??』
しかし焦る必要はない。
パスポートの他に身分を示すものは持ってきた方が良さげだなと考えていたので、免許証もマイナンバーカードも持ってきているのだ!
クレジットカードだって立派な身分証になると服部先生に教わっている。
確かに中国語だと「信用卡」といって、その人の信用を表すのかと再度学ばせられる。
とにかく身分を証明するものは多く持っているに越したことはない。
さあさあそれでは口座開設へ、いざ行かん!!
大学の裏門近くに蒋介石像があるのだが、2月の上旬に自称独立派の学生?が破壊した模様。ニュースになってたが、まさかこの大学とは思わなかった。