おもちとコーヒー

台北に住み始めた2019。

口座開設

 

続きをば。

こちらで銀行の口座を開設するためには、住んでいる場所から一番近い支店で作らなくては行けないというルールがあるらしい。

歩いて10分ほどの銀行に赴く。

その銀行は唯一(おそらく)、東京に支店をもつ銀行だと知っていた。

また調べると、その銀行で『口座開設してみました』みたいなページがかなりヒットするので、予習ができているという意味もあった。

 

早速、受付の人に口座を開設したい旨を告げると、すぐ窓口に案内される。

こちらも窓口業務はほぼ女性が占めている。

「口座開設の理由は?」

「生活費を預けるのと、家賃の振込」

理解してくれたのか申し込み用紙を出して、記入するように促される。

記入事項はある程度理解できるが、不明なところもそれなりにあるので勘を頼りに記入していく。

記入が終わると、パスポートはあるか?身分番号はあるか?学生証はあるか?と矢継ぎ早に質問され、言われがままに提出をする。

そして、

「日本で税金を納めていることを証明できる番号をココに書いて!」

これか、マイナンバー。

後ろの方から、窓口業務を統括しているのであろう女性の上司がどこか心配そうにこちらを眺めている。

自分のマイナンバーを記入すると、やはり気になっていたのか、その上司がこちらの窓口を訪ねてくる。

「この番号が、日本での個人番号なの?」

的なことを訪ねてきたので、持っていたマイナンバーカードを見せると、特にコピーを取ることもなくその場を去っていった。

 

「印鑑持っていますか?」

これは授業でちょうど習っていた。

台湾の印鑑はフルネーム。日本みたいに苗字だけじゃない。特に選挙の時は、このフルネームの印鑑を投票用紙に押すという。

「苗字だけのやつならありますが。。。」

これで『フルネームを用意してもう一回来て』とか言われたら厄介だなと思うも、

「じゃあ、サインでいいです」

助かった。

その後、勘で埋めた申請用紙に間違いが5つくらいあり、そのミスしたところを窓口の人が定規で線を引いて、

「はい、ココにサイン書いて!」

みたいなやり取りを数回繰り返す。

ごめんなさいね。

 

こうしてなんだかんだ1時間半くらいが経ち、

最終的に「通帳」「デビッド機能付きキャッシュカード」「ネットバンキング」を含めて口座を無事開設できた。

ビザ更新以外の諸処の手続きが口座開設をもって一段落のため、これで少し安心だ。

 

翌日、その通帳と蕁麻疹の診断書を事務室に持って行く。

あとの保険料の振込申請は全部その事務室の方がやってくれるというので、またまた肩の荷が下りたのだった。

 

 

さぁさぁ、野菜ジュースで栄養補給。

ラーラードゥイな話

・1人4枚ほどの紙切れが配られる

・1人がその1枚の単語を選んで、ヒントを出す

・他のクラスメイトはその単語は何かを当てる

・当てた人はその単語の紙切れを貰えて、最終的に一番多く紙切れをゲットできた人の勝ち!

みたいな古典的なゲームを時々授業でやるのだが、本日もそんなゲームが行われた。

 

 

「その単語『啦啦隊(la1la1dui4)』じゃない?」

 

と自分が反応したら、間違いだった。

しかし、この単語の語感がみんな好きで、次の順から事あるごとにみんなが

 

「啦啦隊!!」

 

一番早くこの単語を言ったら勝ちみたいなルールが追加されたようにゲームが進んでいった。

何が面白い、嬉しいかって、自分の間違えを『外国人』が拾ってくれて笑いに広がっていく感じ。

 

最後の1人、最後の1枚の時は自分がこの流れを回収しなくては!と変な強迫観念かられて、

ちょっとウィスパー気味に

「啦啦隊!」

決まった!ウケた!

 

結局、今回のゲームに『啦啦隊』の単語は含まれておらず!

しかも、自分が取れた単語の紙は0枚!

捨て台詞は

 

「持ってません!だって『啦啦隊』が無いからね!」

 

ウケたねぇ。外人にウケた。特に女の子たちが笑ってくれたねえ!

大好きなウケを久々に頂きました。

平井君、ご査収のほどよろしくね!

 

 

*『啦啦隊(la1la1dui4)』

「チアリーディング」「応援する事」の意味があります

 

 

雨の日の図書館前の状況。絶対に盗まれそうなので、私は袋に入れて館内に持ち込みます。ちなみにこれは図書館だけじゃなくて、街中でも平気でこんな感じです。

痒いが状況を動かす

そもそも、異国の地ながら病院(診療所)に行こうと決心できたのは訳があって。

それは学費を納めると同時に大学の保険に加入しているから。

オリエンテーションではもちろんその説明がある。

合計1,000元以内の診察料と薬代ならば、全額保証してくれるという素晴らしい制度。

 

台湾では1年以上滞在していて、然るべき申請をしていれば外国人も国民保険に入ることが出来る。

肝心な金額はというと、どこまでの診療がその範囲かは不明だが、基本的に150元。

日本円にして530円くらい。

これでも今年から50元値上げしたらしい。去年までは100元。安いなあ。

そんな話を聞いていたら、クラスメイトのイタリア人とイギリス人が

「え?お金払うの?無料じゃないの?」

なんと。北欧の福祉の充実は有名だが、イタリアもイギリスも無料だという。

日本の3割負担の話をすると

「高い!」

 

と言う訳で、蕁麻疹の診断料を取りかえそうと、再度オリエンテーションで配られた冊子を見返す。

ムムム。どうも台湾の銀行口座が必要らしい。そこに振り込まれるシステム。

 

ビザの更新やこっちのネット決済を活用するには、やはり銀行口座が必要で、

『いずれは作りに行かないとなあ』

とぼんやり考えていたが、こんな形で口座開設の必要性が差し迫ってくるとは。

 

改めて、台湾での口座開設の方法をググる

必要資料は揃っている。身分証番号みたいのも実は既に手に入れてある。

『何!?日本のマイナンバーが今年から必要になっている!!??』

しかし焦る必要はない。

パスポートの他に身分を示すものは持ってきた方が良さげだなと考えていたので、免許証もマイナンバーカードも持ってきているのだ!

クレジットカードだって立派な身分証になると服部先生に教わっている。

確かに中国語だと「信用卡」といって、その人の信用を表すのかと再度学ばせられる。

とにかく身分を証明するものは多く持っているに越したことはない。

 

さあさあそれでは口座開設へ、いざ行かん!!

 

 

大学の裏門近くに蒋介石像があるのだが、2月の上旬に自称独立派の学生?が破壊した模様。ニュースになってたが、まさかこの大学とは思わなかった。

後半!

そう。

この痒さのまま、ろくに眠ることもできずに、そこら辺でくたばってしまうのかと少し覚悟したのだが。

気がついたのである。

『大学に診療所があるな』

手の痒さと闘いながら、タイピング。

調べてみると、その日だけ唯一夜の診療をやっている日だった。

奇跡!助かった!行くしかない!

再度支度をして、痒さを我慢しながら再び大学へと歩く。

 

診療所に入り、覚えたての中国語「痒い」「蕁麻疹」を連呼し、なんとか診療の手はずを整えてもらう。

待つこと15分ほど。

やっと呼ばれた。

立派な大学病院からシフト制で診療所に来ている先生に

「蕁麻疹が発生!痒い!体の大部分が痒い!昨日は寝れなかった!特に足の甲!手の甲!腰骨がめちゃくちゃ痒とうて痒とうて...」

とカタコトの言葉で伝えると、、

反応はアッサリしたもので

「じゃあ飲み薬を二つ処方するわね。ヒストミン薬、1週間分」

『ヒストミン!』

曲がりなりにも前職が薬関係のために、その単語は知っている。そして診療所に来る前に蕁麻疹に効く内服薬はヒストミンの類のものだと調べていたために、それなりにこっちの症状が伝わっていたのだと少し安堵する。

 

診療も終わり、その場で支払いと薬の受け渡し。

診療代が400元。薬代が30元。

『30元!?』

日本円にして110円くらい!

安い!

台湾の医療費は安いと聞いていたが、こんなにとは!

そして処方された薬が、まさかの

『ア○グラ』

ノージェネリック。しっかりサ○フィのロゴあり。

しかしちょっと待て。驚くのはそこじゃない。

『自分、アレ○ラ1週間分、日本から持ってきてますやあああああんんんんん!!』

心で叫んだ。

何なら、前職の会社の製品にも似たような物があり、それも持って来ていた。

 

すると同期からLINEが返ってくる。

「うちの薬飲んだらいいやん。まぁアレグ○でもいいけど。」

なんとも言えない気持ち。

もっと早く相談してればよかった。

 

ということで、処方された薬をしっかり飲む。

その日の内から痒みもおさまり、ゆっくり眠ることができましたとさ。

ズンドコ。

 

 

蕁麻疹の発生原因の一つが「ストレス」

そして思い出す前日の調子の悪さ。心と体は繋がってますなあ。。。

 

 

 

エナジードリンク、その名も「パワーボム」!

なんてこったい

ズンドコだ。

体調が悪いのではなく、どこかずっと緊張状態で地に足付かない気持ち。

毎週月曜は前週に学んだ課のテストがある。

それに対する緊張なのかは不明だが、ずっと授業中少し苦しい気持ちだった。

 

授業終了後に図書館で少し休んで宿題でもやるかと思った時から、どうも脇の下が痒い。

雨も降り涼しい日だったが、まぁ少し蒸れたのかと思い放っておく。

 

その日はクラブ活動があり(この件は今度詳しく)、夜も9時ぐらい過ぎに家に戻ると今度は両足の甲が痒くなってきた。

シャワーでも浴びてさっぱりすれば大丈夫だなと思い、実際シャワーを浴びたら、やはり痒みは和らいだのだが、、、

眠りにつこうと横になった途端、今度は両手の甲が痒くて痒くて得不得了。

これは困った。そう思うと腰骨のあたりや背中も痒くなってきた。

この押しては返しの痒みの流れで12時に床に着いたのだが、夜中の3時半まで眠れず!!

訳も分からず試しに手を水で5分くらい冷やすと、すっと痒みが引いたので、その瞬間に痒みから逃げるように寝入った。

 

今朝。

数カ所に若干の痒みが残るものの、虫刺され対策で買ったハッカ油を塗りたくるとメントールの作用で肌がスースーして痒みも引いた。

まぁこれで大丈夫だろう。

今日も授業が終わりリラックスしようと図書館に入ると腰骨の痒みが再発。

やばい。

家にさっさと戻ろう。

戻った後は今度は手と足の甲に猛烈な痒み。

掻きむしったところの皮膚は発疹的なものが発生している。

痒みをこらえて症状を調べると

「蕁麻疹」!!

どうしよ。痒い。今日も眠れない?どうやって直すの?

体掻きむしって死んでいくの?ここで?

 

ううううう。

 

後半へ続く!!

とあるキャンパスの1日

現在、留学している大学は就活強化月間。

そして本日、キャンパスの至る所にブースが建てられており、

何かと思えばそのブースは全部企業に割り当てられている。

日本の就活で言う、マイナ○やらリク○ビやらが幕張メッセみたいな箱で主催する大説明会みたいな。

 

各企業の人事担当の呼び込みがすごい。

下の写真がキャンパス内に設置された企業ブースの案内図。

ざっと100企業。

黄色の文字で表記されている企業は、海外の人もウェルカム!な企業。

日本の企業(現地法人)はGUとかどっかの保険会社があった模様。

ぐるっと周ってみると、歌謡祭を行なっているブースもあったりと色々珍しい。

 

簡単な動画を。

これはお昼前で、夕方くらいはかなりの人混みになっていた。

就活に関しては、あまり日本と変わらないのかな。

国際会議実施中

ここ2週間、授業の内容は政治や選挙についてだ。

先生も中国語を話す機会を与えようと、その内容に沿った質問を作って一人一人に聞いて回る。

 

政治に関するテーマもテーマなんだが、クラスの国籍状況が面白い。

EU離脱待った無しのイギリス。

過激なドゥテルテ大統領のフィリピン。

聞くと議員の大部分はマフィアと癒着しているというイタリア。

これまた複雑な歴史を持つ東欧ポーランド

make america great again、トランプ大統領アメリカ。

そしてご飯論法、我らが日本。

気づくと昨今の世界を揺るがしている国籍の人が多い。

 

まだ二十歳ちょっとの女の子達はそこまで国の政治に興味を持ってない感じだが、2週間弱こう言ったテーマで話していると、最近は

「これから政治に対しても興味を持っていかなくてはいけない。」

と考えがだんだんと変わってきている様子。

 

また特にイギリス、アメリカ、ポーランド、日本の男性メンバーが全員政治に興味を持っている人たちで、その国の歴史、現在の状況、そして今後について各々が熱い意見を発表している。

 

諸外国の政治状況を比較的若い人達から聞くというのが新鮮でたまらない。

(自分だってまだ若い!)

「イギリスの経済は比較的にいいけど、離脱したらたまったもんじゃない!」

アメリカは問題が多すぎる、アマゾンが街を潰し、保険制度の問題もある。」

「イタリアの腐敗状況ったらありゃしない。沒辦法!」

「日本は経済が良くなってないのに『良くなってる』と嘘しかつかない人が総理」

などなど、本当に一人一人の発言が興味深い。

こんな機会に巡り合っただけでも、留学して良かったなとも少し思える。

 

以上、そんな近況報告。

 

チキンカレー。学食にて。大体280円なり。