地震の話
そういえば、先週くらいに大きな地震があった。
日本でも大きなニュースになったみたいで、親や友人からも連絡が入っていた。
(心配してくれて、本当にありがとうございます!素直に嬉しかったです!)
幸いにも台北市外地は被害もなく、いつも通りの日常。
地震が起きたのは授業が丁度休憩に入る時間。
携帯の緊急地震速報がなりだした。
マナーモードでも否応無しにアラームが鳴り響く。ほぼ日本のシステムと同様。
全員がそんなアラームに慣れていないので『はて、何が起こっている?』状態。
地震大国出身の自分も『なんだ?なんだ?』
唯一、先生だけが
「地震!」
と叫んだ瞬間、教室がのらりくらりと横に揺れ始めた。
こっちに来て初めて感じる大きな揺れ。
クラスメイトは、こちらに来て長いために慣れているのか特に動揺した様子はなかった。
とりあえず、たまたまドアのそばに立っていたポーランド人にドアを開けてもらって通路確保。
すぐに揺れは収まった。
そこから地震大国出身の老婆心が働き(アラームに気づいていないのに)、大きな地震が来た時は『ドアを開ける』『机の下に潜る』という話をする。
車に乗っていた場合の話もした。
また防災グッズの質問が先生からあったので、昨今は各家庭や企業が防災グッズを持っている話や防災グッズの中身、水やカロリーメイトは賞味期限が長いものだけど、時期が来たら取り替えるなどの話をしたりする。
ここまで来たら3.11の話を少しでもすべきだなと思い、
「あの時大学に居たけど、終わったと思った。外に出るとビルがお辞儀してたんだ」
みたいな話を拙い言葉で話す。
「僕の日本の友達も仕事中だったけど、その時死ぬと思ったと言ってた」
ポーランド人も追加してくれる。
日々、愉快な日本人として楽しくコミュニケーションを取ろうと心がけているが、
こう言った側面。特に3.11だったりの話なんかは伝えなくてはいけないなあと若干使命感を感じたりもしている。
どう感じてくれるのか、読み取ってくれてるのかはわからないけども。
週5回、決まった時間に区域を回るゴミ収集車。その時間しかゴミは出せない為に、周辺に住んでいる人が一斉に家を飛び出しゴミを放り投げていく。壮観なり。